新しいiMacを探る・・・で、本題・・・

さて、新しいiMacの構造について、基調講演やWeb上の情報から"簡単に"ですが探っていきたいと思います。


何より、新しいiMacの一番の特徴は・・・・

薄さ

・・・ですね。
上下左右の端が5mmになってます。

当然、全体が5mm厚しかなければ、現在では何も詰め込めないので（笑）、端だけが5mmで、そこから徐々に膨らみ中央部分が最大の厚さになってます。

薄さに伴う吸排気の構造の変化

iMac G5以降、吸排気の構造として、底部に空気の吸入口とスピーカーが配置され・・・

※これはG5の時の下側でアミアミ

※これはiMac 2011の図。こちらも細かな穴でアミアミ

・・・そして、後方の上部にはスリットを付けて、そこからは排気・・・

・・・と、下から吸って、上方後部で排気、って感じだったと思います。


今回も下側には吸入口とスピーカーが配置されているようですが、吸気口に関しては、これまでと雰囲気が違う、ドーンドーンと大きな長方形の穴、というか、柱で区切られていると言うか、ひとつひとつが広い穴が並ぶ構造になってます。

そして、新しいiMacが大きく違うのは後方上部で、これまで排気口があった、後方上部は・・・

・・・と、何もなくなってます。

そこで、排気はどこで行うのか不思議だったんですが、基調講演のビデオを見ると・・・

・・・と、スタンドの付け根に、９本のスリットがあるではないですかっ！下側にある穴以外は、この９本スリットしか開いているところはないので、多分これが排気口になってるんじゃないかと思ってます。

基調講演で映し出された内部写真でも、ここにiMacの中心にあるファンからつながるダクトの口があります。

また、説明では大きく開いたダクトの口のところにCPUが配置されていて、排気の流れの最終がCPUに当たるように考えられているのか、と思わせる配置になってます・・・

ただ、この位置のスリット・・・、今回の新しいiMacオリジナルかと思いきや、実は、これまでのiMacもにもあったらしいです。

iMac 2008を持っていながら「らしい」というのも何ですが、今日までこの位置をきちんと見たことがなかったので全く気がつきませんでしたが、確かに、見てみると・・・

・・・と、同じようにスタンド裏には、丸い形状となるスリットがありました。


ただ、ASCIIの分解記事によると、これまでは、このスリットのすぐ下にファンが配置されていて、上側のハードディスクめがけて空気を流しています。

◎ASCII.jp
　分解してわかった、新iMacの薄さとスゴさ

つまり、これまでは吸気用に使っていたスタンド裏の穴ですが、新しいiMacでは逆に排気用に使っているということですね。


メモリ位置の変化

2006年以降のiMacでは、底部にあるRAMアクセスドアを開けると、メモリスロットにアクセスできましたが・・・

・・・新しいiMacでは、薄くするのに伴い、メモリの搭載位置が、上記に出てきたの排気エリアの下側に変わっています。

この場合、どのようにして、このメモリスロットにアクセするのか気になりますが・・・、これまた、基調講演の時にチラッと見えた程度の画像ですが、それによると・・・

・・・と、多分ネジもなさそうな感じで、パカッとふたを開けて、アクセスするみたいですね。





◎i-Power Style Navi
　新しいiMacを探る・・・ （2012/10/29）





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Comments

1. Posted by toshi   2012年11月06日 14:28

へぇ〜、よく観察されてますね。ファンがあってもとても工夫されてますね。たしかスケスケiMacはファンなしでの工夫はすごかったですね。シールドは規格を満たしながら実現するなんて。
Mac miniの排熱も工夫されているのには驚きます。デザインを良く、ある程度の価格に収めるんだから大変でしょうね。

2. Posted by i-Power Style Navi   2012年11月06日 16:23

こんにちは！

確かにMac miniって凄いですよね；；；；
あの小さいのに、熱を考慮しながら詰め込むんですから・・・

それと、iMacで感心するのは重量バランス・・・
BMWの50:50じゃないですが（笑）、バランス良く内部を配置させることで、画面の傾きをきっちり維持してくれます・・・