2019年06月16日
Quadra 800の錆び(サビ)取り
中古のMacintosh Quadra 800を購入して、中を開けた時に驚いたものの一つに・・・
・・・があげられます。
例えば、前面パネルの内側は・・・
となっていて、更に底部分になると・・・
・・・と、相当分厚い強烈な赤サビ攻撃です;;;;
ただ、このサビ・・・、購入したQuadra 800だけに限ったことでもないようで、オークションで出回っているこの頃の内側に金属板を貼ったタイプの筐体・・・Quadra 840AVとか、Power Macintosh 8100や9500・・・などでは、きっちりサビ防止のメンテナンスをしていない限り、極々普通にサビが見られるようです。
で、そのサビを取る方法について、これまでで得た教訓というか、良いと思う方法をまとめたいと思います。
今回、Quadra 800で試したサビ取りの方法は・・・
(1)重曹
(2)PiKAL 液状金属みがき
(3)ダイソー スチールウールタワシ
(4)SOFT 99 サビ落としセット
・・・の、4つ。
◎Amazon
■ピカール液 液状金属みがき 180g
価格:799円(2019/06/16現在)
■SOFT99 サビ落としセット 09027
価格:950円(2019/06/16現在)
まずは手軽に重曹をペースト状にしたもの試しました。
次に、Amazonで買ったPiKAL、ダイソーのスチールウールタワシ、近くの量販店で買ったSOFT 99のサビ落とし・・・
左から、SOFT 99のサビ落とし、PiKAL、スチールウール
で・・・、この中で、Quadra 800のサビ落としとして一番良いと感じたのが・・・
この写真では、もう2個しか残ってませんが、この商品、12個入りです。
108円(100円+消費税)でこの個数は・・・安いです!!
良い点・・・安い。後処理が楽。処置後が綺麗で自然。
悪い点・・・粉が出る。細かい部分では使いづらい。
まず、もしも、もっと良い使い方や方法があったら、お気軽にアドバイスいただければ幸いです。(何せ、今回が初めてのサビ取り経験なので;;;)
さて、作業場所ですが・・・、スチールウールタワシで擦ると、サビと、タワシの粉が落ちるので、作業場所は、外か、新聞紙などをひいた部屋の中が良いと思います。
そして、マスクや、場合によってはゴーグルなどの目への防御も行った方が安全。
さらに、ゴム手袋をした上で、サビ部分をスチールウールタワシで、"そのまま"擦る(こする)だけです。
例えば、CDドライブに装着する金属プレートで試してみると、作業前の赤サビの状況は・・・
・・・な感じですが、スチールウールタワシで擦ると・・・
・・・と、赤サビは綺麗になくなります。
ちなみに、作業前の写真でも既に下に粉が落ちていますが、このパーツの前に行った他のパーツの作業で出た粉です。
深く錆びている場合は、黒ずみが残ることもありますが、赤いザラザラは確実になくなります。
サビが浅い場合は、綺麗にピカピカな面が出てくる場合も多いです。
これまで使った印象としては、スチールウールタワシで変色が残る箇所は、他の方法でも変色するような感じがします。
そして、スチールウールタワシの良いところは、乾燥した状態で作業できるので、擦った箇所に付着したり、新聞紙の上などに落ちたサビやスチールの粉を掃除機で吸うことができて、非常に出来上がりが綺麗な点が気に入っています。
ただ、最初、スチールウールタワシは、てっきり濡らして使うものと思って、風呂場で作業してしまいました。一応、大きなタライの中で作業はしましたが、削った赤サビで風呂場の排水溝や、飛び散った赤サビが風呂場の各所に赤く残る事態になってしまいまして;;;、後悔この上ない状況になってしまいました。
・・・ということで、作業するなら屋内で直ぐに掃除機で吸い取るか、外で作業するのが良いと思います。
また、「細かい部分に入りにくい」という点は、綿棒を使うことで、大分解消しました。スチールウールタワシを薄くして、上から綿棒で押し当てて擦る・・・という方法です。
綿棒の接地面積だけなので、量的に余り長くは持たず根気がいりますが、他の液体物の方法よりもスチールウールタワシを使った方が仕上がりは良いと思います。
前面パネルは・・・
・・・と、黒く変色した部分もありますが、銀色部分が減っても自然な風合いで、それなりに照りも出ています。
念の為、下が作業前の状態・・・
掃除や洗濯など色々な場面で使うため、手軽に使うことができるということで、まず試してみました。
良い点・・・気楽に使える。極々軽い赤サビなら落とせるかも
風呂で流しても他への色移りは余りないかも
悪い点・・・日が暮れる;;;余りサビは落ちない
Amazonで評判の良かったサビ落とし材です。
液体クレンザーのように粒子(研磨剤)で落とすタイプの製品。銅製の鍋の外側を磨いて曇りを落としてピカピカにしたりするのに威力を発揮する、とか。
良い点・・・軽いサビなら綺麗に落ちる、かも
悪い点・・・深いサビでは時間がかかる(手が疲れる)
どちらかと言うと、この製品は膜のように薄くついたサビを綺麗に落とすのが役目のような感じがします。スチールウールタワシでこすった後の仕上げで使ったりもしましたが、液体を拭き取らなきゃいけないので、ちょっと面倒。できれば、スチールウールタワシだけで仕上げて、掃除機でサビや破片を吸い取って、乾いた状態で仕上げたい・・・
科学の力でサビを除去するタイプの製品。
重曹、PiKAL、スチールウールタワシ・・・と来て、深いサビの場合にピカピカ面が出てこなかったので、「この製品ならピカピカ面が出てくるかも」と非常に期待して使ってみた製品。
でも、そんなことはなかったです。
いえ、使う場面によっては、とても便利で綺麗な仕上がりになるんでしょうが、本件には余り向いていないと感じます。
たとえば、実際に、もうひとつ別のQuadra 800の底板のサビ取りでは、全面的に「SOFT 99 サビ落とし」を使ってみたんですが・・・
作業し始め・・・
中間・・・
大分進んで・・・
・・・と、赤いサビは消えていきますが・・・
つや消しのようになってしまいます。
いえいえ、こんなことなら、気軽に使えて、値段も安い、スチールウールタワシで良いでしょう;;;;、いや逆にスチールウールタワシの方が黒いながらも艶が出る場合もあるし・・・とガッカリ感が半端ありません。
じゃあ、この上からPiKALで磨いたら綺麗な面が出てくるかも・・・と磨いてみたりもしましたが、状況的には変わらず・・・。
それなら・・・ということで、PiKALで磨いた後、水で流したら、艶が出てきた時もあったんで、「じゃあ水で洗い流してみましょう」と、水で洗い流してみたら・・・メクルメクうちにサビが出てきてしまいました;;;
天気の良いだったこともあり、面が乾いてくると、少しの間に表面が赤く錆びついてきます・・・お昼過ぎに洗って、その日の夕方頃にはかなり錆びついてきてしまいました。
場合によっては処置する前よりもずっと錆びてる箇所もあるような感じ;;;
なので、基本「SOFT 99 サビ落とし」は、布で拭き取って、直ぐにサビ防止材を塗らないとダメで、そこに水が付くと、場合によっては塗る前よりもずっと錆びてしまう可能性があるように感じます。
スチールウールタワシやPiKALで処置した場所は、たとえ水で洗い流して簡単に干しておいた程度でも、数日でサビが入ることはなかったんですけどね;;;
良い点・・・手軽にサビがなくなり、粉が出ない
悪い点・・・広い場所には多量に必要。処置が悪いと錆びやすい
どの方法でサビ取りするにしても、これまでサビができてしまったということは、また錆び付く可能性がある、ということで、サビ取り作業後は錆び予防の処置をしておいた方が良いと思います。
そこで、今回、錆び予防で購入したのが「AZ長期防錆オイル」です。
◎Amazon
AZ(エーゼット) 長期防錆オイル 216h 50ml
価格:441円(2019/06/16現在)
面に落とすと、スーッと広がっていって、浸透性は良さそうです。
ただ、サビへの耐久性のチェックについては時間を要するので、今のところは良くわかりません。
・・・ということで、Quadra 800などのサビ取りには・・・
・・・を使って、乾いた環境での作業がオススメです。
錆び(サビ)
・・・があげられます。
例えば、前面パネルの内側は・・・
となっていて、更に底部分になると・・・
・・・と、相当分厚い強烈な赤サビ攻撃です;;;;
ただ、このサビ・・・、購入したQuadra 800だけに限ったことでもないようで、オークションで出回っているこの頃の内側に金属板を貼ったタイプの筐体・・・Quadra 840AVとか、Power Macintosh 8100や9500・・・などでは、きっちりサビ防止のメンテナンスをしていない限り、極々普通にサビが見られるようです。
で、そのサビを取る方法について、これまでで得た教訓というか、良いと思う方法をまとめたいと思います。
試したサビ取り方法
今回、Quadra 800で試したサビ取りの方法は・・・
(1)重曹
(2)PiKAL 液状金属みがき
(3)ダイソー スチールウールタワシ
(4)SOFT 99 サビ落としセット
・・・の、4つ。
◎Amazon
■ピカール液 液状金属みがき 180g
価格:799円(2019/06/16現在)
■SOFT99 サビ落としセット 09027
価格:950円(2019/06/16現在)
まずは手軽に重曹をペースト状にしたもの試しました。
次に、Amazonで買ったPiKAL、ダイソーのスチールウールタワシ、近くの量販店で買ったSOFT 99のサビ落とし・・・
左から、SOFT 99のサビ落とし、PiKAL、スチールウール
で・・・、この中で、Quadra 800のサビ落としとして一番良いと感じたのが・・・
「スチールウールタワシ」です
この写真では、もう2個しか残ってませんが、この商品、12個入りです。
108円(100円+消費税)でこの個数は・・・安いです!!
スチールウールタワシの良い点・悪い点
良い点・・・安い。後処理が楽。処置後が綺麗で自然。
悪い点・・・粉が出る。細かい部分では使いづらい。
スチールウールタワシの使い方
まず、もしも、もっと良い使い方や方法があったら、お気軽にアドバイスいただければ幸いです。(何せ、今回が初めてのサビ取り経験なので;;;)
さて、作業場所ですが・・・、スチールウールタワシで擦ると、サビと、タワシの粉が落ちるので、作業場所は、外か、新聞紙などをひいた部屋の中が良いと思います。
そして、マスクや、場合によってはゴーグルなどの目への防御も行った方が安全。
さらに、ゴム手袋をした上で、サビ部分をスチールウールタワシで、"そのまま"擦る(こする)だけです。
例えば、CDドライブに装着する金属プレートで試してみると、作業前の赤サビの状況は・・・
・・・な感じですが、スチールウールタワシで擦ると・・・
・・・と、赤サビは綺麗になくなります。
ちなみに、作業前の写真でも既に下に粉が落ちていますが、このパーツの前に行った他のパーツの作業で出た粉です。
深く錆びている場合は、黒ずみが残ることもありますが、赤いザラザラは確実になくなります。
サビが浅い場合は、綺麗にピカピカな面が出てくる場合も多いです。
これまで使った印象としては、スチールウールタワシで変色が残る箇所は、他の方法でも変色するような感じがします。
そして、スチールウールタワシの良いところは、乾燥した状態で作業できるので、擦った箇所に付着したり、新聞紙の上などに落ちたサビやスチールの粉を掃除機で吸うことができて、非常に出来上がりが綺麗な点が気に入っています。
ただ、最初、スチールウールタワシは、てっきり濡らして使うものと思って、風呂場で作業してしまいました。一応、大きなタライの中で作業はしましたが、削った赤サビで風呂場の排水溝や、飛び散った赤サビが風呂場の各所に赤く残る事態になってしまいまして;;;、後悔この上ない状況になってしまいました。
・・・ということで、作業するなら屋内で直ぐに掃除機で吸い取るか、外で作業するのが良いと思います。
また、「細かい部分に入りにくい」という点は、綿棒を使うことで、大分解消しました。スチールウールタワシを薄くして、上から綿棒で押し当てて擦る・・・という方法です。
綿棒の接地面積だけなので、量的に余り長くは持たず根気がいりますが、他の液体物の方法よりもスチールウールタワシを使った方が仕上がりは良いと思います。
前面パネルは・・・
・・・と、黒く変色した部分もありますが、銀色部分が減っても自然な風合いで、それなりに照りも出ています。
念の為、下が作業前の状態・・・
「重曹」の良い点・悪い点
掃除や洗濯など色々な場面で使うため、手軽に使うことができるということで、まず試してみました。
良い点・・・気楽に使える。極々軽い赤サビなら落とせるかも
風呂で流しても他への色移りは余りないかも
悪い点・・・日が暮れる;;;余りサビは落ちない
「PiKAL 液状金属みがき」の良い点・悪い点
Amazonで評判の良かったサビ落とし材です。
液体クレンザーのように粒子(研磨剤)で落とすタイプの製品。銅製の鍋の外側を磨いて曇りを落としてピカピカにしたりするのに威力を発揮する、とか。
良い点・・・軽いサビなら綺麗に落ちる、かも
悪い点・・・深いサビでは時間がかかる(手が疲れる)
どちらかと言うと、この製品は膜のように薄くついたサビを綺麗に落とすのが役目のような感じがします。スチールウールタワシでこすった後の仕上げで使ったりもしましたが、液体を拭き取らなきゃいけないので、ちょっと面倒。できれば、スチールウールタワシだけで仕上げて、掃除機でサビや破片を吸い取って、乾いた状態で仕上げたい・・・
「SOFT 99 サビ落としセット」の良い点・悪い点
科学の力でサビを除去するタイプの製品。
重曹、PiKAL、スチールウールタワシ・・・と来て、深いサビの場合にピカピカ面が出てこなかったので、「この製品ならピカピカ面が出てくるかも」と非常に期待して使ってみた製品。
でも、そんなことはなかったです。
いえ、使う場面によっては、とても便利で綺麗な仕上がりになるんでしょうが、本件には余り向いていないと感じます。
たとえば、実際に、もうひとつ別のQuadra 800の底板のサビ取りでは、全面的に「SOFT 99 サビ落とし」を使ってみたんですが・・・
作業し始め・・・
中間・・・
大分進んで・・・
・・・と、赤いサビは消えていきますが・・・
つや消しのようになってしまいます。
いえいえ、こんなことなら、気軽に使えて、値段も安い、スチールウールタワシで良いでしょう;;;;、いや逆にスチールウールタワシの方が黒いながらも艶が出る場合もあるし・・・とガッカリ感が半端ありません。
じゃあ、この上からPiKALで磨いたら綺麗な面が出てくるかも・・・と磨いてみたりもしましたが、状況的には変わらず・・・。
それなら・・・ということで、PiKALで磨いた後、水で流したら、艶が出てきた時もあったんで、「じゃあ水で洗い流してみましょう」と、水で洗い流してみたら・・・メクルメクうちにサビが出てきてしまいました;;;
天気の良いだったこともあり、面が乾いてくると、少しの間に表面が赤く錆びついてきます・・・お昼過ぎに洗って、その日の夕方頃にはかなり錆びついてきてしまいました。
場合によっては処置する前よりもずっと錆びてる箇所もあるような感じ;;;
なので、基本「SOFT 99 サビ落とし」は、布で拭き取って、直ぐにサビ防止材を塗らないとダメで、そこに水が付くと、場合によっては塗る前よりもずっと錆びてしまう可能性があるように感じます。
スチールウールタワシやPiKALで処置した場所は、たとえ水で洗い流して簡単に干しておいた程度でも、数日でサビが入ることはなかったんですけどね;;;
良い点・・・手軽にサビがなくなり、粉が出ない
悪い点・・・広い場所には多量に必要。処置が悪いと錆びやすい
サビ防止
どの方法でサビ取りするにしても、これまでサビができてしまったということは、また錆び付く可能性がある、ということで、サビ取り作業後は錆び予防の処置をしておいた方が良いと思います。
そこで、今回、錆び予防で購入したのが「AZ長期防錆オイル」です。
◎Amazon
AZ(エーゼット) 長期防錆オイル 216h 50ml
価格:441円(2019/06/16現在)
面に落とすと、スーッと広がっていって、浸透性は良さそうです。
ただ、サビへの耐久性のチェックについては時間を要するので、今のところは良くわかりません。
結論
・・・ということで、Quadra 800などのサビ取りには・・・
スチールウールタワシ
・・・を使って、乾いた環境での作業がオススメです。
ipodnavi at 22:37│Comments(0)