2010年12月31日
LaserWriter 16/600PSJを自分で修理する!:その3
90年代の前半に購入したApple製のプリンタLaserWriter 16/600 PS-Jを自分で修理してしまおうという企画・・・
の続き・・・
さて、今回からいよいよ16/600の修理(部品交換)の模様です。
まず、16/600の左から2番目のライトが点滅して、スタンバイ状態にならない場合の対処方法・・・
の交換っ!
の続き・・・
さて、今回からいよいよ16/600の修理(部品交換)の模様です。
まず、16/600の左から2番目のライトが点滅して、スタンバイ状態にならない場合の対処方法・・・
ヒューズ・ヒーター管
の交換っ!
メニューは・・・
0.ヒューズ・ヒーター管とは
1.リアパネルを外す
2.トップ・カバーを外す
3.Fuser Assemblyを取り出す
4.周辺部品を外す
5.ヒューズ・ヒーター管を交換する
・・・の5本です。うがぁぐぐぐ
交換する部品は、「fixyourownprinter.com」から購入した「2 Blinking Lights Repair Kit」。
価格などは、前回の記事をご参照を・・・
これは、既に交換したあとの古いほうのだから、茶色い変な状態になってるけど、新しいのは綺麗に透き通っているよ。下の写真は、6年前につけた故障していない部品。
それと、今回使う写真ですが、このヒューズ・ランプを交換したのは今から6年程前で、その時の模様は写真に撮っていなかったため、主に先日行ったテフロン・ヒューズ・ローラー交換の時のものを使います。
0.ヒューズ・ヒーター管とは
下の図は、「Apple LaserWriter 16/600 PS Service Source」からのもので、ランプがある面を正面とした場合、左側面のヒューズ・アクセス・ドアを開けると、上下2段で機能が分かれている
ドアを開けて見える上側が「Delivery Roller Assembly」
下側が「Fuser Assembly」
その「Fuser Assemblyを分解していって、中心にあるパイプの中に入っているのが、「Fuser Heater Bulb」(「ヒューズ・ヒーター管」)
ってことで、今回は下側の「Fuser Assembly」を分解していくよ。
ちなみに、今回の交換の際には、トナーカートリッジは、外さずそのままで大丈夫。
1.リアパネルを外す
プリンター上面のトナー・アクセス・パネルを開いて、図にあるネジを1本外す。
以下のようにフックがあるので・・・
・・・少し右にずらし、それから引き抜く
これを外すと、回路基板とかハードディスクとか見えるんだけど・・・写真撮っておくの忘れた;;;;
2.トップ・カバーを外す
次に、上面の「Top Cover」を外す。
ちなみに、これまで何回か外したことがあるけど、この「Top Cover」を外すのはコツがあって、非常に難しい。
もしかすると、作業の中で、これを外すのが一番難しいかも。
まず、左側面のヒューズ・アクセス・ドアを開けて上側にある2本のネジを外す。
ネジを外したってことで、カバーを外す訳だけど、なんとなんと・・・ここから一苦労!
さらに、がっつりハマッているフックが左右2つに、突起で歪ませると外れる真ん中のラッチが1つある。
左右2つのフックは、L字状でがっつりハマってる。だから、底にあるラッチをまずは外す。
下の写真は、無事にフックを外したあと、少しカバーを外した状態の左右フックの片側。
ってことで、底にあるラッチを外す!
写真のように底を押してカバーを歪ませるとラッチが見える。、左手でカバーの左端を持ち、右側に押しぎみで持ち上げつつ、右手はフタの下側に手を入れて、このラッチ部分を下に押す・・・、てな感じで・・ムニュ〜っ、パキッ、と外す。
あ〜、疲れた;;;;
3.Fuser Assemblyを取り出す
ここからは、ヒューズ・アクセス・ドア(本体左側)を正面にして作業するよ。
まず、作業しやすいように、向かって左側にあるストラップを外す
次に、Fuser Assemblyを留めている2本のネジを外す
これで、Fuser Assemblyで外れるようになるので、左右の緑のパーツを立てて、それを引っ張り、取り出す。(撮影のため、写真では片手しか添えてないけどね)
4.周辺部品を外す
では、Fuser Assemblyを分解していきましょう〜♪
まずは、「Fuser Cable Cover」から。
引っ張りだしたFuser Assemblyの奥,上面に付いているグレーのカバーね。
あっ、これもすごく判りずらい!
ここにはラッチが、6カ所ある。
左右に2カ所、ダブルで2カ所。
右側・・・
左側・・・
で、真ん中寄りに、2カ所。
右側・・・
左側・・・
で、この2カ所・・・下側に突起があって押さえ込んでいるから、周辺の穴からマイナスドライバーとかでそれを上側に押しやれば良いと思うんだけど・・・それではカバーは外れない!
なぜなら、ダブルだから・・・
ってことで、今回は、マイナスドライバーで上側のラッチを押し上げ、ドライブ取り出しツールで下側のラッチを押し下げる・・・、って感じで2本使って外していったよ
次に白いヒューズ・コネクター・ケーブルを外す。
写真では2本のケーブルともに外しているけど、多分、今回の「ヒューズ・ヒーター管の交換では」写真の左側のケーブルだけ外すだけで良いような気がする・・・
ヒーター管ケーブルのジャンクション・キャップを外す
次に左側のカバーを外す。
ネジは2本
これで,ヒーター管がユルユルの状態で見えるようになる。
5.ヒューズ・ヒーター管を交換する
そして、いよいよヒューズ・ヒーター管を取り出す
で、これが6年前に交換して、今でも正常に働いているヒューズ・ヒーター管
古い管(つまりApple純正の部品で、だめになった方)は茶色だけど、6年経過して、今回分解して久しぶりの再会だったけど、こちらは綺麗なまま!
ってことで、ここでヒーター管を交換して、あとは逆戻りでパーツを戻していけば、作業は完了。
コツさえ判れば、比較的楽でしょ。
ちなみに、11月の作業では、ここから更にFuser Assemblyを分解して、Fuser Roller(つまり今回のヒューズ・ヒーター管が入っていた筒)を取り出して交換したので、次回は、ここからスタートして、Fuser Roller交換まで行きましょうぉ〜♪
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0.ヒューズ・ヒーター管とは
1.リアパネルを外す
2.トップ・カバーを外す
3.Fuser Assemblyを取り出す
4.周辺部品を外す
5.ヒューズ・ヒーター管を交換する
・・・の5本です。うがぁぐぐぐ
交換する部品は、「fixyourownprinter.com」から購入した「2 Blinking Lights Repair Kit」。
価格などは、前回の記事をご参照を・・・
これは、既に交換したあとの古いほうのだから、茶色い変な状態になってるけど、新しいのは綺麗に透き通っているよ。下の写真は、6年前につけた故障していない部品。
それと、今回使う写真ですが、このヒューズ・ランプを交換したのは今から6年程前で、その時の模様は写真に撮っていなかったため、主に先日行ったテフロン・ヒューズ・ローラー交換の時のものを使います。
0.ヒューズ・ヒーター管とは
下の図は、「Apple LaserWriter 16/600 PS Service Source」からのもので、ランプがある面を正面とした場合、左側面のヒューズ・アクセス・ドアを開けると、上下2段で機能が分かれている
ドアを開けて見える上側が「Delivery Roller Assembly」
下側が「Fuser Assembly」
その「Fuser Assemblyを分解していって、中心にあるパイプの中に入っているのが、「Fuser Heater Bulb」(「ヒューズ・ヒーター管」)
ってことで、今回は下側の「Fuser Assembly」を分解していくよ。
ちなみに、今回の交換の際には、トナーカートリッジは、外さずそのままで大丈夫。
1.リアパネルを外す
プリンター上面のトナー・アクセス・パネルを開いて、図にあるネジを1本外す。
以下のようにフックがあるので・・・
・・・少し右にずらし、それから引き抜く
これを外すと、回路基板とかハードディスクとか見えるんだけど・・・写真撮っておくの忘れた;;;;
2.トップ・カバーを外す
次に、上面の「Top Cover」を外す。
ちなみに、これまで何回か外したことがあるけど、この「Top Cover」を外すのはコツがあって、非常に難しい。
もしかすると、作業の中で、これを外すのが一番難しいかも。
まず、左側面のヒューズ・アクセス・ドアを開けて上側にある2本のネジを外す。
ネジを外したってことで、カバーを外す訳だけど、なんとなんと・・・ここから一苦労!
さらに、がっつりハマッているフックが左右2つに、突起で歪ませると外れる真ん中のラッチが1つある。
左右2つのフックは、L字状でがっつりハマってる。だから、底にあるラッチをまずは外す。
下の写真は、無事にフックを外したあと、少しカバーを外した状態の左右フックの片側。
ってことで、底にあるラッチを外す!
写真のように底を押してカバーを歪ませるとラッチが見える。、左手でカバーの左端を持ち、右側に押しぎみで持ち上げつつ、右手はフタの下側に手を入れて、このラッチ部分を下に押す・・・、てな感じで・・ムニュ〜っ、パキッ、と外す。
あ〜、疲れた;;;;
3.Fuser Assemblyを取り出す
ここからは、ヒューズ・アクセス・ドア(本体左側)を正面にして作業するよ。
まず、作業しやすいように、向かって左側にあるストラップを外す
次に、Fuser Assemblyを留めている2本のネジを外す
これで、Fuser Assemblyで外れるようになるので、左右の緑のパーツを立てて、それを引っ張り、取り出す。(撮影のため、写真では片手しか添えてないけどね)
4.周辺部品を外す
では、Fuser Assemblyを分解していきましょう〜♪
まずは、「Fuser Cable Cover」から。
引っ張りだしたFuser Assemblyの奥,上面に付いているグレーのカバーね。
あっ、これもすごく判りずらい!
ここにはラッチが、6カ所ある。
左右に2カ所、ダブルで2カ所。
右側・・・
左側・・・
で、真ん中寄りに、2カ所。
右側・・・
左側・・・
で、この2カ所・・・下側に突起があって押さえ込んでいるから、周辺の穴からマイナスドライバーとかでそれを上側に押しやれば良いと思うんだけど・・・それではカバーは外れない!
なぜなら、ダブルだから・・・
ってことで、今回は、マイナスドライバーで上側のラッチを押し上げ、ドライブ取り出しツールで下側のラッチを押し下げる・・・、って感じで2本使って外していったよ
次に白いヒューズ・コネクター・ケーブルを外す。
写真では2本のケーブルともに外しているけど、多分、今回の「ヒューズ・ヒーター管の交換では」写真の左側のケーブルだけ外すだけで良いような気がする・・・
ヒーター管ケーブルのジャンクション・キャップを外す
次に左側のカバーを外す。
ネジは2本
これで,ヒーター管がユルユルの状態で見えるようになる。
5.ヒューズ・ヒーター管を交換する
そして、いよいよヒューズ・ヒーター管を取り出す
で、これが6年前に交換して、今でも正常に働いているヒューズ・ヒーター管
古い管(つまりApple純正の部品で、だめになった方)は茶色だけど、6年経過して、今回分解して久しぶりの再会だったけど、こちらは綺麗なまま!
ってことで、ここでヒーター管を交換して、あとは逆戻りでパーツを戻していけば、作業は完了。
コツさえ判れば、比較的楽でしょ。
ちなみに、11月の作業では、ここから更にFuser Assemblyを分解して、Fuser Roller(つまり今回のヒューズ・ヒーター管が入っていた筒)を取り出して交換したので、次回は、ここからスタートして、Fuser Roller交換まで行きましょうぉ〜♪
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この記事へのコメント
1. Posted by 通りすがり 2016年10月12日 07:23
以前トナーカートリッジ内部のブレード交換の書き込みをしたものです。
「左から2番目のライトが点滅」とありますが、
「右から2番目のライトが点滅」の間違いではないでしょうか?
自分も先日ランプが切れたのですが、右側から2番めの用紙インジケータ
が点滅してました。EPOSTをかけてfuser assemblyの故障と出たので、
fuser lampの導通をチェックしたところ切れているのが判明しました。
フューザーランプは全く同じ形で500Wのと750Wのがあるようなんですが、
750Wので良いのでしょうかね。
古いランプを取り出したところQIR120-750CAWと刻印があったので
120V 750Wなのかなあと推測してますが。
手に入るといいですが、そろそろ補修部品も入手が難しくなってきそうですね。
そちらではまだこのプリンタ使用されていますか?
「左から2番目のライトが点滅」とありますが、
「右から2番目のライトが点滅」の間違いではないでしょうか?
自分も先日ランプが切れたのですが、右側から2番めの用紙インジケータ
が点滅してました。EPOSTをかけてfuser assemblyの故障と出たので、
fuser lampの導通をチェックしたところ切れているのが判明しました。
フューザーランプは全く同じ形で500Wのと750Wのがあるようなんですが、
750Wので良いのでしょうかね。
古いランプを取り出したところQIR120-750CAWと刻印があったので
120V 750Wなのかなあと推測してますが。
手に入るといいですが、そろそろ補修部品も入手が難しくなってきそうですね。
そちらではまだこのプリンタ使用されていますか?
2. Posted by i-Power Style Navi 2016年10月12日 17:05
こんにちは!
ブレード交換では貴重なアドバイス、ありがとうございました。
その後、少し敷居が高いので;;;、「近いうちに試してみましょう・・・」と思っている間に今日になってしまいました;;;。(すみません)
さて、お問い合わせいただいた、フューザーランプですが、以前交換のために取り寄せた製品の箱の写真をブログにアップしておきました。ご参考になれば幸いです。
http://ipodnavi.livedoor.biz/archives/52638917.html
交換製品では、115V、750Wとなっていますね。
確認のため、古いパーツを出してきて見てみたところ、交換前にLaserWriter 16/600 PS-Jに付いていたものには、お持ちのものと同じくQIR120-750CAWと書かれていますね。
交換した製品は、Apple向けじゃなく、HP社製のプリンタHP 4+とかEXII向けのものみたいですが、一応、115Vの交換品でも今日まで壊れることなく、また印字も特に気になるところなく使用できています。
こういった、電気の知識を持っていないんですが、ある程度の電圧の幅は許容されるものなんでしょうかね・・・
あと、エラー警告のランプですが、点滅するのは3番目、つまり右から2つめの「Paper Out Light」で、左から2つめのランプは"点灯"するだけなようですので、多分、"右から2つめ"の誤りではないかと思います。(失礼しました)
ただ、何分かなり時間が経過してしまって、当時の状況を覚えていないのと、この故障に対応した修理キットを販売し、トラブルの状況に合わせて故障と対応の説明を掲載してくれていたfixyourownprinter.comがもう販売をやめてしまったようなので、確かなことはわかりません。その点は、ご了承くださいませ・・・
ブレード交換では貴重なアドバイス、ありがとうございました。
その後、少し敷居が高いので;;;、「近いうちに試してみましょう・・・」と思っている間に今日になってしまいました;;;。(すみません)
さて、お問い合わせいただいた、フューザーランプですが、以前交換のために取り寄せた製品の箱の写真をブログにアップしておきました。ご参考になれば幸いです。
http://ipodnavi.livedoor.biz/archives/52638917.html
交換製品では、115V、750Wとなっていますね。
確認のため、古いパーツを出してきて見てみたところ、交換前にLaserWriter 16/600 PS-Jに付いていたものには、お持ちのものと同じくQIR120-750CAWと書かれていますね。
交換した製品は、Apple向けじゃなく、HP社製のプリンタHP 4+とかEXII向けのものみたいですが、一応、115Vの交換品でも今日まで壊れることなく、また印字も特に気になるところなく使用できています。
こういった、電気の知識を持っていないんですが、ある程度の電圧の幅は許容されるものなんでしょうかね・・・
あと、エラー警告のランプですが、点滅するのは3番目、つまり右から2つめの「Paper Out Light」で、左から2つめのランプは"点灯"するだけなようですので、多分、"右から2つめ"の誤りではないかと思います。(失礼しました)
ただ、何分かなり時間が経過してしまって、当時の状況を覚えていないのと、この故障に対応した修理キットを販売し、トラブルの状況に合わせて故障と対応の説明を掲載してくれていたfixyourownprinter.comがもう販売をやめてしまったようなので、確かなことはわかりません。その点は、ご了承くださいませ・・・
3. Posted by 通りすがり 2016年10月12日 17:35
詳しい情報ありがとうございます。大変助かります。
HP LaserJet 4が500WランプでLaserJet 4 plusが750Wランプのようですね。
Laserwriter 16/600 PSはLaserJet 4 plus相当で間違いないようです。
なんとか750Wランプ探してみようと思います。
HP LaserJet 4が500WランプでLaserJet 4 plusが750Wランプのようですね。
Laserwriter 16/600 PSはLaserJet 4 plus相当で間違いないようです。
なんとか750Wランプ探してみようと思います。
4. Posted by i-Power Style Navi 2016年10月12日 19:08
>HP LaserJet 4が500WランプでLaserJet 4 plusが750Wランプ
そうでしたか!情報、ありがとうございます。
>なんとか750Wランプ探してみようと思います。
今や、LW 16/600が動いているなんて大変貴重だと思うので、頑張って使い続けましょうね〜♪
良い交換部品が見つかりますように・・・